


昨年9月26日に行われた”若者のフォーラム”の写真です。今回で15回目を迎え、コンサート、ダンス、
展覧会、曲芸、演劇、ラジオ、ビデオ、漫画、保健衛生予防などが企画されていました。フランスは
日本や韓国に次ぐ漫画国です。4月に日本文化紹介をしたJapan Zoneの若者は、コスプレーを紹介したり、
別のブースでは、漫画のワークショップも行っていました。




2015年6月、ツールで行われた第二回国際最優秀チーズ職人に優勝したファビアンさんはルマン市
出身です。高校生の頃から、友好協会さくらの日本語教室で日本語を始め、後にパリ東洋国立語学学院で
日本語の学士をとり、将来は日本でチーズを取り扱う仕事をしたいと希望していましたが、見事に希望を
貫いています。頼もしいです。
日本人がルマン市に持つイメージは、例外なしに24時間耐久レースです。世界的に有名なことが一つでも
あるというのは、ルマン市にとって大きなメリットです。これからはそれだけでなく、考古学的にも歴史的
にも重要な有形文化財が保護されている市街地を訪れ、いにしえを偲んでみるのも悪くないかもしれませ
ん。サンジュリアン大聖堂に入って、建造物が数世紀に渡って増築されているのを模型で見学するのも良い
でしょう。この大聖堂も含め,ローマ人が建設した城壁内をヴィーマン(Vieux Mansルマン旧市街)と
呼んでいましたが、現在は、この地で生まれた王朝にちなみプランタジョネ地区(La cité Plantagenêt)
と命名されています。
現在、ルマン市在住の歴史家のブトン氏が再現した1585年ヘンリー3世時代の中世の町の模型(1/100)
が2015年10月31日までレンヌ ベランジェール博物館に展示されています。
musée de la Reine Berengère 7-13, rue de la Reine-Bérengère au Mans
+33(0)2 4347 3880
ルマン市の観光案内オフィスでは、国内に限らず外国からの観光客に訪れてほしいと努力しています。
ここでお土産を買えばこんな袋に入れてくれます。日本語版のパンフレットも用意していますから、
ぜひオフィスにお立ち寄りください。
Office de Tourisme16 rue de L'Étoile 72000 Le Mans
+33(0)2 4328 1722
contact@lemans-tourisme.com

現役の大統領が24時間レースのスタートに出席するのは、ポンピドー大統領以来43年ぶりのこと。世界的なイベントであり、国にとって重要性がある24時間レースに対する感謝の念を表明するのが目的であったと市庁舎訪問時に発表していますが、実際は、国の車産業支援を見せ付けるため、2017年の大統領選挙に向かっての根回しかと詮索するやからもいたようです。スピード制限、運転中のイアホーン着用禁止、公害車規制をするステッカーシステムの再採用などドライバーが敬遠する規制をする発表をしていたことや、個人的な楽しみの為に24hレースに来たわけではないと挨拶にいれたためか、サルト県出身のルフォル農務大臣とカズナック内務大臣を伴ってピット前のストレートウオークを歩いていたオランド大統領は、メイン観客席からブーイングで出迎えられたそうです。
オブニーは、パリ在住日本人にとって、発行日が待ちどうしい無料の日本語新聞です。簡潔にまじめにユーモアもある記事からフランス情報が得られます。私自身はパリ生活を始めた(36年前)頃からその存在を知っています。特にフランス語はまだまだこれからという人には、なくてはならない新聞ではないでしょうか。
さて、ルマン市特集が日の目をみたのは、オブニーのスタッフの一人が、ルマンに住みながらパリへ通勤していることがきっかけだそうです。タイトルは、”ルマンは『24時間ルマン』だけではない”です。ルマンと言えば、フランス人でさえ、あの24h耐久レースしか思い浮かばないらしいです。私もこのブログのサブタイトルに24hレースが有名と、つい書いてしまっています。しかし、ルマン市を一度でも訪れたことがある人は、このオブニーのタイトルのとおりだと思うに違いありません。確かに大都市に比べれば地味ですが、そのぶん物価は安いし、人は親切だし、農業県なので美味しい食べ物も多いです。文化面でも、イベントが多く、日帰り(パリ・モンパルナス駅からTGVで片道54分)、ゆとりを取って泊まりの観光、そして住んでも良しの町です。
記事はOvninavi.comおでかけ・文化の旅行散策のページにあります。ぜひご覧下さい。