「ハーグ条約」をご存じですか？

国際結婚をして子供がいる方，海外に住む子供がいる日本人家族、お子さんと海外に行く予定が
ある方はぜひご覧ください。
ハーグ条約は，国境を越えた子どもの不法な連れ去り（例：一方の親の同意なく子どもを元の居住国
から出国させること）や留置（例：一方の親の同意を得て一時帰国後，約束の期限を過ぎても子どもを
元の居住国に戻さないこと）をめぐる紛争に対応するための国際的な枠組みとして，子どもを元の
居住国に返還するための手続や国境を越えた親子の面会交流の実現のための締約国間の協力等について
定めた条約です。日本人と外国人の間の国際結婚・離婚に伴う子どもの連れ去り等に限らず，日本人
同士の場合も対象となります。
　外務省（日本の中央当局）では，ハーグ条約に基づく返還援助申請及び面会交流援助申請の受付・
審査や当事者間の連絡の仲介，外務省の費用負担による裁判外紛争解決手続（ADR）機関の紹介，
弁護士紹介制度の案内，面会交流支援機関の紹介等の支援を行っています。

在フランス日本国大使館メールマガジン１８５号
２０１９年４月１日には，日本がハーグ条約を締結してから丸５年になります。
ハーグ条約を正しく知るために動画（ホワイトボードアニメーション）も作成されています。
https://www.youtube.com/watch?v=BrezDmg9I98