
ルマンフェアでルマン市観光案内オフィスブースに寄った時、前日に北海道からの視察団を迎えた
というお話を聞きました。hemp(英)chanvre(仏)( 産業用大麻 )栽培の見学が目的だったそう
です。意外な分野の視察に関心をいだきましたので、少し調べてみました。
北海道で、その広大な土地を活かしヘンプアグリビジネスの展開に期待が寄せられている。しかし
ヘンプに関する栽培技術、一次加工,商品化について詳しく知る人がほとんどいないので、
産業用大麻の先進国フランスへ行く視察ツアーを企画した。
一次加工会社、栽培農家、ヘンプ建材を使った家屋、種子供給会社(ルマン市)、
ヘンプ素材を使った自動車部品の製造会社の訪問
”産業用大麻は、THC(テトラ・ヒドロ・カンナビノール)含有量が0,3%未満の品種のこと。”
「サルト県の大麻栽培の歴史」
大麻栽培は数世紀も前からサルト県で栽培されていたが、特に18世紀以降は、麻布生産の原材料として
飛躍をみた。1870年代には、大麻栽培が次第に減少したにもかかわらず、1914年、サルト県の大麻生産
量は国内第一であった。大麻の繊維質は船舶の綱や麻布の原料となり、その頃のサルト県農民の生活を豊にした。