最初の日本地図について

記事の中で、気になる部分があったので、サイトでもう少し調べてみました。九州国立博物館には
1595年頃のヨーロッパ製で単体で描かれた最初の日本地図が展示されています。ジョアキムたちが
製作した地図は、きっと最初の実測地図なのでしょう。
また、その地図製作は中国と沖縄列島だけだったのか、日本列島も入っていたのか少し曖昧です。

資料をさがしているうちに、沖縄県の土地企画設計会社のサイトに測量の歴史と題されたページがあり、
興味深い記事です。以下はその記事の一部を抜粋したものです。

…「琉球国之図」が作成されたのは、1796年。日本初の測量に基づく地図を作った伊能忠敬が第一次の
調査を始める4年前のことです。…

…琉球国での測量は、1740年代後半に始まったと見られ、伊能忠敬の60年も前だったことになります。
それに大きな役割を果たしたのは、琉球国の宰相、蔡温(1682-1761)で、1700年代初めの中国
には、西洋の技術がつたえられていました。蔡温は、その最新技術を琉球へ持ち帰り器具を簡素化して
持ち運びしやすくするなど琉球独特のものにアレンジしました。…

…日本初の実測地図は伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」また
「伊能図」と称され、弟子たちが意思を引き継ぎ完成させたのは没後の1821年でした。…

フランス人イエズス会士が中国人に、中国人が琉球人に測量技術伝えたことで、琉球列島の
『琉球国之図』が製作されたのですね。

「2013年11月に琉球国之図と完全復元伊能図フロア展が那覇市の県立武道館で開かれ、「琉球国之図」
が一般初公開された。伊能忠敬の日本地図「伊能図」も同時公開された。」そうで、沖縄の皆様は、
ご周知のことだったわけですが、私はルマン市のメディアテック情報誌の記事からやっと那覇市の
展示会にたどり着きました。沖縄のテレビでジョアキム・ブベの取材番組は放送されたのでしょうか?






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